思いと想い

「思い」は、 「思考・思案・思慮・意思」などの熟語があるように 「頭と心の両方で考えること」です。

つまり、 「考える」という意味で 広く一般的に使うことができるのです。

 

例えば、 以下のような例文ですね。

そうだと思います。
あなたの意見は正しいと思います。
彼はAを選ぶと思います。
成功してほしいと思います。
 

また、 「考える」という意味だけでなく、 物事を判断するときにも使えます。

例えば、 以下のような使い方です。

「明日は早く起きようと思います。」

「7時に出発しようと思います。」

 

このように、 広い意味で使えるのが「思い」だと思ってください。

 

一方で、「想い」は 「予想・空想・発想・理想」などの熟語があるように、 「心の中でイメージすること」です。

 

したがって、「想い」は、 心によって具体的な何かを思い浮かべる場合のみ 使うことができるのです。

 

こちらも、 例文を出します。

恋人のことを想っています。
故郷のことを懐かしく想います。
亡くなった母のことを想っています。
特別な想いを込めて歌います。
いずれも 「好きな人」「懐かしいこと」など具体的な人や物を思い浮かべる場合ですよね。

このように、 狭い意味で使うのが「想い」だと思ってください。

 

まとめると、

「思い」=「考える」という意味で広く一般的に使える。

「想い」=具体的な人や物を思い浮かべる場合のみ使える。

となります。

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ちなみに、 「想う」の方は 単に「明日は早く起きようと想う」 のような使い方は不適切と言えます。

なぜなら、 具体的なイメージを浮かべずに「想う」を使っているからですね。

 

https://kokugoryokuup.com/omoi-difference/

より

 

僕の中で

「思い」

は心の中で自分が自分の中で自分に向かって話すこと

「想い」

は相手のことを思って話すこと

だと思っています。

 

ここで言う相手は別に人に限られたことじゃないと思います。

動物や物にだってそうだと思っています。

 

どうか思いだけじゃなく

想うことを辞めないで

 

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